心エコー図検査とは心臓超音波検査のことです。人体に無害な超音波を利用して、心臓の構造やそこを流れる血液の状況をテレビモニターに動く像として映し出し、臨床的に必要な様々な情報を得る検査です。特に心臓の大きさや筋肉の厚さ、動き方、心臓の弁の状態、血液の流れ方などを観察することができます。
当院の心エコー図検査の特徴
- 心臓超音波検査のエキスパートである院長が検査を行います。
- 検査終了直後に、収録した動画をお見せしながら暫定的な結果をご説明します。
- 収録画像をコンピュータで管理していますので、以前の検査画像をいつでも参照することが可能です。
- ご自身の記録のため、ご希望があれば検査結果報告書(通常は医療機関向け)を発行します。
当院では心臓病を専門とする院長が検査を行います。病院では検査から患者さんに説明するまでに最低でも 1週間程度はかかりますが、当院では、暫定的な結果についてはすぐにお話できます。詳細な計測や計算が必要な場合の説明や報告書の作成は即時には行えませんが、多くの場合では検査終了時に検査結果の概要(暫定的な結果)をお話できます。
この検査でわかること
- 左心室や右心室,心房などの大きさや働き
- 弁の狭窄症や閉鎖不全症などのいわゆる心臓弁膜症の有無や程度
- 心筋梗塞の有無や程度
- 心臓の内圧の推定値 など
検査の方法
- 上半身のみ裸になり、ベッドに仰向けもしくは(左横向き)左側臥位になります。
- 超音波の通りを良くするために胸に少量のゼリーを塗ります。
- 探触子(プローブ)と呼ばれる装置を胸に押し当てたり移動させたり,回したりしながら観察します。
- 探触子を強く押し当てる必要がある場合には、そのためにやや痛みを感じることもあります。
検査時間
- 検査の目的によって時間は10分から40分くらいまで幅があります。
- 原則、事前予約が必要な検査ですが、診察時間中に行うこともあります。