麻疹(麻しん)・風疹(風しん)混合ワクチン(MRワクチン)の解説 - しゃくど循環器・内科|大阪市 都島区|循環器科 内科

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麻疹・風疹混合ワクチン

麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)の接種について


 2007年に10代,20代を中心とした年齢層に麻疹(はしか)が大流行したことを受けて,国は,2008年度より 5年間を麻疹排除のための対策期間と位置づけ,時限措置として中学1年生及び高校3年生の年齢相当に当たる方を対象者とし, 定期予防接種を実施しましたが,2013年3月末で終了しました.
 現在,定期予防接種は,1歳(第1期)と小学校入学前年度の1年間(第2期)が対象ですが,それ以外の方は,希望により任意接種を受けることができます.麻疹(麻しん),風疹(風しん)の単抗原ワクチンまたは麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)を一度も受けておられない方はもちろん,今までにすでに接種したことがある方も,2回目の接種として,体調のよいときを選んで受けましょう.
 麻疹(はしか),風疹(三日ばしか)のどちらかに罹ったことのある方でも麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)の接種が可能です.(麻疹・風疹の両方にかかった方は予防接種を受ける必要がありません)

しゃくど循環器・内科では,
  • 第1期・第2期の麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)定期予防接種は 行っておりません
  • 任意接種の費用は9,450円です.
  • あらかじめご予約ください
  • 特殊な極細針の注射器を使用して注射時の痛みの軽減に努めています.

予防接種の効果と副反応について


1.予防接種の効果について

 予防接種を受けたお子さんのうち,95%以上が免疫を獲得することができます.体内に免疫ができると,麻疹や風疹にかかることを 防ぐことができます.

2.麻疹・風疹混合ワクチンの主な副反応

 予防接種により軽い副反応が見られることがあります.また,極めて稀ですが,重い副反応が起こることがあります.
 主な副反応は,発熱(接種した者のうち20%程度)や,発疹(接種した者のうち10%程度)です.これらの症状は,接種後5〜14日の間に 多くみられます.接種直後から翌日に過敏症と考えられる発熱,発疹,掻痒(かゆみ)などが見られることがありますが,これらの症状は 通常1〜3日でおさまります.時に,接種部位の発赤,腫れ,硬結(しこり),リンパ節の腫れ等がみられることがありますが,いずれも 一過性で通常数日中に消失します.
 稀に生じる重い副反応としては,アナフィラキシー様症状(ショック,じんましん,呼吸困難など),急性血小板減少性紫斑病(紫斑, 鼻出血,口腔粘膜の出血等),脳炎およびけいれん等が報告されています.  

麻疹・風疹の症状について


1.麻疹

 麻疹(はしか)は,麻疹ウイルスの空気感染・飛沫感染・接触感染によって発症します.ウイルスに感染後,無症状の時期(潜伏期間)が 約10〜12日続きます.その後症状が出始めますが,主な症状は,発熱,せき,鼻水,めやに,赤い発疹です.症状が出始めてから3〜4日間は 38度前後の熱と咳と鼻汁,目やにが続き,一時熱が下がりかけたかと思うと,また,39〜40度前後の高熱となり,首筋や顔などから赤い発疹が 出はじめ,その後発疹は全身に広がります.高熱は3〜4日で解熱し,次第に発疹も消失しますが,しばらく色素沈着が残ります.
 合併症を引き起こすことが30%程度あり,主な合併症には,気管支炎,肺炎,中耳炎,脳炎などがあります.発生する割合は麻疹患者100人中, 中耳炎は約7〜9人,肺炎は約6人です.脳炎は約1000人に1人の割合で発生が見られます.
 また,麻疹にかかると数年から10数年経過した後に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)という重い脳炎を発症することがあります. これは,麻疹にかかったもののうち約10万人に1人の割合で見られます.
 麻疹(はしか)にかかった人のうち,1000人に1人程度の割合で死亡することがあります.

2.風疹

 風疹は風疹ウイルスの飛沫感染によって発症します.ウイルスに感染してもすぐには症状が出ず,約14〜21日の潜伏期間が見られます. その後,麻疹より淡い色の赤い発疹,発熱,首のうしろのリンパ節がはれるなどが主な症状として現れます.また,そのほかに,咳,鼻汁, 目が赤くなる(眼球結膜の充血)などの症状が見られることもあります.子供の場合,発疹も熱も3日程度で治ることが多いので「3日ばしか」と 呼ばれることがあります.合併症としては関節痛,血小板減少性紫斑病,脳炎などが報告されています.大人になってからかかると 子供のときより重症化する傾向が見られます.
 妊婦が妊娠早期に風疹にかかると,先天性風疹症候群と呼ばれる病気により,心臓病,白内障,聴力障害などの障害を持った赤ちゃんが 生まれる可能性があります.

(2008.3.30 記,2013.4.3 改)

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